第2章: SQL初級編 実際に書いて試してみよう
本章では、SQLの基本的な書き方を学びます。テーブルの作成、データの登録、削除、更新、選択といった基本操作を実際に書いて試してみましょう。
概要
SQLを使ってデータを操作するには、まず「テーブル」を作成する必要があります。テーブルはデータの入れ物であり、行と列から構成されます。次に、テーブルにデータを登録し、必要に応じて更新や削除を行います。最後に、登録されたデータを選択し、抽出する方法を学びます。
具体的なコード
まず、テーブルを作成するSQL文を見てみましょう。
CREATE TABLE 生徒マスター (
生徒番号 INT PRIMARY KEY,
氏名 VARCHAR(50),
校舎 VARCHAR(50)
);
上記のコードは、生徒マスターというテーブルを作成します。このテーブルには、生徒番号(整数型で主キー)、氏名(文字列型)、校舎(文字列型)の3つの列が含まれています。
次に、データを登録するSQL文を見てみましょう。
INSERT INTO 生徒マスター (生徒番号, 氏名, 校舎) VALUES (1, '山田太郎', '新宿');
このコードは、生徒マスターテーブルに新しいデータを1行追加します。生徒番号が1、氏名が「山田太郎」、校舎が「新宿」の生徒が登録されます。
次に、データを更新するSQL文を見てみましょう。
UPDATE 生徒マスター SET 氏名 = '山田花子' WHERE 生徒番号 = 1;
このコードは、生徒番号が1の行の氏名を「山田花子」に更新します。
最後に、データを削除するSQL文を見てみましょう。
DELETE FROM 生徒マスター WHERE 生徒番号 = 1;
このコードは、生徒番号が1の行を生徒マスターテーブルから削除します。
データの選択と抽出
最後に、テーブルからデータを選択し、抽出する方法を見てみましょう。以下の例では、全てのデータを取得するSQL文を示します。
SELECT * FROM 生徒マスター;
このコードは、生徒マスターテーブルから全ての行を選択し、取得します。
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